イーサリアム(ETH)は3,000ドル超を維持し、市場全体のセンチメントは強気基調が一段と強まっています。テクニカル指標とファンダメンタル指標がともに上昇をシグナルしており、ETHは3,600ドル以上を目指す新たな上昇局面に入る可能性が示唆されています。
直近のローソク足パターンから、アナリストはETHが今年5月に見られたテクニカルな構図を再現しつつあると指摘しています。当時、イーサリアムは約1,800ドルから2,700ドルへと1か月で40%超の上昇を記録しました。現在の動きもこれに類似しており、ETHは主要なレジスタンスラインを突破した後、一時的なもみ合いを経て、過去の上昇を想起させる対称三角形チャートを形成しています。
暗号資産アナリストCryptosBatmanによれば、ETHが3,000ドルを超えてからは、いわゆる「蓄積フェーズ」に移行しています。価格がこの三角形チャートの上限を明確に突破すれば、次の大きな上昇が期待され、目標価格は3,600~3,800ドルとされ、約20%の追加上昇余地が見込まれます。
(出典:CryptosBatman)
強気のシグナルはテクニカル面だけでなく、資金の流れでも確認できます。Farsideによると、現物型イーサETFは連日純流入が続き、機関投資家の関心が持続していることがうかがえます。ブラックロックやフィデリティなど大手資産運用会社は、毎日数万ETH単位で購入を進めており、ETHの長期的な価値に強い信頼を示しています。
また、上場企業もETHの保有を大きく増やしています。SharpLinkやBitMineといった企業は、数十億ドル規模のETHを保有しており、これがさらなる需要増加につながっています。
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総じて、テクニカルおよびファンダメンタル要因がETHの短期から中期にかけて強気のモメンタムを形成しています。現在のもみ合いレンジを明確に上抜けすれば、次の主要ターゲットは3,600ドルとなり、資金流入や機関投資家による蓄積が次の上昇局面を支える強固な基盤となっています。