【米国株動向】今後魅力的な銘柄2選、メルカドリブレ[MELI]とロケット・ラボ[RKLB] | モトリーフール米国株情報 | マネクリ マネックス証券の投資情報とお金に役立つメディア

モトリーフール米国本社 – 2025年7月1日 投稿記事より

米国の関税等の影響もあり、アップル[AAPL]は躍進していた時と比べると状況が変化しており、2025年に入ってから株価は20%近く下落しました。「マグニフィセント・セブン」(アップル、アルファベット[GOOGL]、アマゾン・ドットコム[AMZN]、マイクロソフト[MSFT]、エヌビディア[NVDA]、メタ・プラットフォームズ[META]、テスラ[TSLA])の中で、テスラと並んでパフォーマンスの悪い2銘柄の1つとなりました。

ここでは、今後マグニフィセント・セブン以外の企業で魅力的な2社を紹介します。

メルカドリブレ[MELI]

まず、最初はメルカドリブレ[MELI]です。

メルカドリブレの魅力は、その堅実な財務実績と、今後数年にわたって同社の成長の原動力となりうる長期的な追い風がふくと考えられることです。

メルカドリブレはラテンアメリカ最大のeコマースネットワークを運営しており、過去12ヶ月で224億ドルの収益を上げています。直近の四半期(2025年1月-3月)では、総売上高は37%という驚異的な伸びを示し、純利益は44%急増しました。流通取引総額(GMV)は全体で17%増加し、アルゼンチン単独では126%と急上昇しました。

eコマースの好調に加え、同社のフィンテック部門であるメルカドパゴ(Mercado Pago)も急成長を続けています。月間アクティブユーザー数(MAU)は6,400万人に達し、前年同期比31%増となりました。これは、顧客に融資サービスを提供するこの収益性の高い事業を、同社が急速に拡大していることを示しています。

最後に、ラテンアメリカにおけるeコマースは、同地域の大部分がeコマース経済を支えるためのインフラ整備の段階にあり、まだ初期段階にあることに留意することが重要です。メルカドリブレはその最前線に立っており、フルフィルメントコスト(受注から配送完了までの業務コスト)を下げ、可能な限り無料配送を拡大するため、物流ネットワークを急速に拡大しています。

とはいえ、メルカドリブレ株にはリスクもあります。特に、ラテンアメリカ諸国の経済は不安定な傾向があります。景気が悪化すれば、メルカドリブレの急成長にすぐに悪影響を及ぼす可能性があります。

したがって、投資家は慎重な対応が必要です。メルカドリブレの長期的な見通しは依然として明るいものの、短期的にはボラティリティに備える必要があります。

ロケット・ラボ[RKLB]

次にロケット・ラボ [RKLB]についてみていきましょう。ロケット・ラボは再利用可能なロケットを使った小型衛星の打ち上げサービスを提供しており、主要な競合他社の1つであるスペースXに類似したビジネスモデルを採用しています。ただし、規模ははるかに小さいものです。2024年、ロケット・ラボは16件のミッションで打ち上げましたが、スペースXは138件のミッションで打ち上げを行っています。

とはいえ、宇宙ベースのインフラが増え続けているため、宇宙打ち上げの需要は高まっています。気象衛星、ナビゲーション補助装置、マッピング・偵察装置、通信回線など、宇宙機器に依存する身近なツールを考えてみてください。地球上でこれらのツールの需要が高まるにつれて、より多くの、そしてより高性能な機器を宇宙に配備する必要があります。

さらに、宇宙における軍事・諜報機器の需要も急務となっています。そのため、ロケット・ラボは米国防総省、さまざまな軍事・防衛関連企業と提携しています。

ロケット・ラボの業績は好調で、過去12ヶ月で株価は600%近く上昇しました。その主な要因は堅調な収益の伸びです。直近12ヶ月の売上高は、3億2,700万ドルから4億6,600万ドルへと43%増加しました。しかし、同社は十分な利益を上げられておらず、フリーキャッシュフローもマイナスであることから、それが一部の投資家にとってこの銘柄を投資対象から除外する要因になるでしょう。

そして、宇宙経済は新しい分野ですが、競争がないわけではありません。具体的には、イーロン・マスク氏とジェフ・ベゾス氏という資金力のある創業者を後ろ盾に持つスペースXとブルー・オリジンが、この分野における熾烈な競争相手となります。

こうしたリスクもありますが、ロケット・ラボは宇宙経済に強気な投資家にとってチャンスとなる可能性があります。ロケット・ラボがミッションを成功させ続けることができれば、同社の主要な指標と株価も上昇するでしょう。

免責事項と開示事項 記事は一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

アルファベットの幹部であるSuzanne Freyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。フェイスブックの元市場開発ディレクター兼スポークスマンであり、メタ・プラットフォームズのMark Zuckerberg CEOの姉であるRandi Zuckerbergは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。アマゾン・ドットコムの子会社であるホールフーズ・マーケットの元CEO、John Mackeyはモトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Jake Lerchはアルファベット、アマゾン・ドットコム、メルカドリブレ、エヌビディア、ロケット・ラボ、テスラの株式を保有し、以下のオプションを保有しています:マイクロソフトの2025年7月満期の425ドルプットのロング。モトリーフール米国本社はアルファベット、アマゾン、アップル、メルカドリブレ、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフト、エヌビディア、ロケット・ラボ、テスラの株式を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社では以下のオプションを推奨しています:マイクロソフトの2026年1月満期の395ドルコールのロング、マイクロソフトの2026年1月満期の405ドルコールのショート。モトリーフールは情報開示方針を定めています。

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