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【暗号資産】BTC(ビットコイン)は通商協議の進展とFOMC議事要旨に注目、さらなる上昇に期待か | ビットコイン(BTC)最新動向と相場予想 | マネクリ マネックス証券の投資情報とお金に役立つメディア
今週(6月27日~7月3日)の相場動向
相場回顧 BTC(ビットコイン):米国株の史上最高値を背景に堅調推移
ビットコインは、トランプ米大統領とイーロン・マスク氏の対立で揺れる場面もみられたが、米国株の史上最高値を背景に堅調に推移した。トランプ米大統領が「ビットコインは米ドルへの圧力を緩和する」などと暗号資産業界の経済的意義に言及したことを受け、ビットコインは買いが優勢となった。加えてメタプラネット(3350)およびマイクロストラテジー[MSTR]による継続的な大口購入、ビットコインの現物ETFへの資金流入も重なり、相場を押し上げる要因となった。
その後、トランプ米大統領がイーロン・マスク氏を再び批判したことから、テスラ[TSLA]が急落し、米ハイテク株全体とともにビットコインも下落した。アリゾナ州知事が押収分のビットコイン準備金法案に拒否権を行使したことが失望材料となり、一時BTC=105,000ドル(約1,512万円)付近まで値を下げた。
しかし、イスラエルとイランの間で停戦合意への期待が高まったことに加え、米国とベトナムによる通商合意により関税リスクが後退。これを好感してS&P500およびナスダック総合が史上最高値を更新する中、ビットコインもリスク選好の流れに乗り、BTC=109,000ドル(約1,569万円)付近まで大きく上昇した。
来週(7月4日~7月10日)の相場予想
BTC(ビットコイン)は通商協議の進展とFOMC議事要旨に注目、買い優勢の展開も
来週のビットコインは米国と各国との貿易協議の進展次第ではさらなる上昇が期待される。
米国とベトナムが通商合意に至ったことに続き、相互関税の上乗せ停止期限を前に他国との交渉が進展すれば、米国株とともにビットコインにも買い圧力がかかる可能性が高い。反対に、交渉が難航している国に対してトランプ米大統領が追加の強硬策を示した場合は、リスク回避の動きが強まり、再び下落する局面も想定される。
また、FOMC議事要旨の内容にも注目である。インフレ懸念の継続や利下げに慎重な姿勢が当局者間で共有されている場合、7月FOMCでの利下げ観測が後退し、リスク資産に対する売り圧力が強まる恐れもある。
一方、需給面では、2025年上期における企業によるビットコイン購入量がビットコイン現物ETFを上回ったとの調査結果が報じられており、この動きが継続する場合、相場の下支え要因として意識されよう。
直近の価格レンジとして、上値はBTC=112,000ドル(約1,612万円)、下値はBTC=105,000ドル(約1,512万円)を意識する。