This page may contain third-party content, which is provided for information purposes only (not representations/warranties) and should not be considered as an endorsement of its views by Gate, nor as financial or professional advice. See Disclaimer for details.
【米国株動向】勢いと持続力を兼ね備えた銘柄3選 | モトリーフール米国株情報 | マネクリ マネックス証券の投資情報とお金に役立つメディア
モトリーフール米国本社 – 2025年7月5日 投稿記事より
株価に勢いがあり、かつ持続力を備える銘柄
筆者は手頃な株価の企業に注目しています。また、以下のような理由もあり、安値で新たに株式を保有します。
とはいえ、バリュエーションが急上昇しても、素晴らしい投資対象となりうる銘柄がいくつかあります。これらは、筆者が成長ストーリーを十分に理解し、株価にプレミアムが付いていても気にしないほど信頼している銘柄です。短期的な株価の動向は誰にも分かりません。途中で株価が下がるなど調整局面もあるかもしれませんが、いずれの銘柄も長期的な成長に向けて準備が整っており、現状の株価水準となる日はもうこないかもしれません。ウォール街では全てが比較の問題なのです。
過去1年で株価が急騰しているにもかかわらず、筆者がネットフリックス[NFLX]、アイビーエム[IBM]、ブリンカー・インターナショナル[EAT]の株をお勧めする理由をこれから説明します。各銘柄があなたのポートフォリオに適しているかどうかを判断してみて下さい。
ネットフリックス[NFLX]:52週上昇率92%
動画配信の老舗企業ネットフリックスは、過去数年間停滞していましたが、2025年には状況が一変しています。低価格でサービスを利用できる代わりに動画やコンテンツに広告が表示される広告付きサブスクリプション・プランやアカウント共有の不正利用対策といった新しい施策が功を奏しており、長期的な成長機会はこれまで以上に大きくなっています。ネットフリックスの株価は本稿執筆時点(2025年7月3日)までの過去1年間に92%上昇しました。これは、1株当たり利益(EPS)の61倍、同フリーキャッシュフローの74倍と、高成長が証明された企業としては非常に高い水準です。
同時に、ネットフリックスは何度も、弱気派の予想を覆し続けています。例えば、2016年の初めに同社株に1,000ドルを投資していたとしましょう。当時の株価はEPSの408倍、フリーキャッシュフローは赤字でした。
この投資は良くない判断だったと思いますよね?しかし、この仮の投資は、1万1,350ドルの価値になっているのです。
もちろん、過去の実績は必ずしも未来の成績を表すわけではないため、ネットフリックスが、今後もこれほど期待を上回るパフォーマンスを上げると約束することはできません。しかし、このような例は過去20年間で何度かあり、ネットフリックスの企業努力やそれに伴う成長は今後も続くでしょう。
アイビーエム[IBM]:52週上昇率66%
アイビーエムは、2012年にジニー・ロメッティ氏が最高経営責任者(CEO)に就いてから、クラウド・コンピューティング、コンサルティング・サービス、および人工知能(AI)に注力し始めました。現在のCEOはアルヴィンド・クリシュナ氏です。試行錯誤の期間を経て、アイビーエムのAIとクラウドへの注力がついに実を結びつつあります。
小口のAIサービスは他のプロバイダーに任せ、アイビーエムは堅牢なデータ・セキュリティと監査対応情報フローを備えた法人向けツールを提供しています。その結果、アイビーエムの生成AIの受注は、1年前の10億ドルから2025年4月の第1四半期決算発表では60億ドルに急増しました。それでも株価は本稿執筆時点で1株当たりフリーキャッシュフローの21倍という割高とは言えない水準にあります。2024年の市場を上回るリターンを考えると、注目に値する水準と言えるでしょう。
ブリンカー・インターナショナル[EAT]:52週上昇率152%
最後に、カジュアル・ダイニング・レストランチェーンのブリンカーでは、再建計画が順調に進行しています。「チリーズ・グリル・アンド・バー」と「マッガーノズ・リトル・イタリー」で店舗を展開する同社は、新型コロナウイルスのパンデミック後の来店客数の回復に苦戦し、売上げの成長という点でチポトレ・メキシカン・グリル[CMG]やダーデン・レストランツ[DRI]といった好業績企業に後れを取っていました。
2022年にケビン・ホックマン氏がCEOに就任し、下降トレンドだった業績は劇的に改善しました。ホックマン氏の下で「チリーズ」は品数が多いだけのメニューを簡素化し、マーケティングの対象を見直しました。他のレストラン各社や業界誌はブリンカーを、凋落したブランドを再構築した好事例と判断しています。
その結果、ブリンカーの株価も急上昇しましたが、出発点は非常に低い株価でした。そのため、本稿執筆時点(2025年7月3日)でバリュエーションは1株当たりフリーキャッシュフローの21倍、EPSの25倍で、株価が1年間で2倍超の上昇となった今でも、手頃な水準だと考えられます。消費者の心を的確に捉えた常識的な事業計画は、とても清々しいものです。
元記事の筆者Anders Bylundはアイビーエム、ネットフリックスの株式を保有しています。モトリーフール米国本社はチポトレ・メキシカン・グリル、アイビーエム、ネットフリックスの株式を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、次のオプションを推奨しています。チポトレ・メキシカン・グリル2025年6月限月55ドル・コールオプションのショート。モトリーフール米国本社は情報開示方針を定めています。